激しい感情
夏は暑いのが嫌ですが、それより何が一番腹が立つって、あのにっくき<蚊>です。
ブーンという羽音はもちろんのこと、図々しく人の許可も得ずにタダでチュウチュウ勝手に血を吸ったあげく、強烈なかゆみのみを残して去っていく、恩を仇で返すとは、まさにこのこと。
そのふてぶてしさに怒り心頭な夏の毎日を送っています。
私は0型なのですが、以前、A型の友人と夏に公園で話をしていたら、友人は1箇所
しか蚊に食われていないのに、私ときたら10箇所以上食われて散々な目にあいました。
その友人は色が黒かったため、蚊が友人を樹木と認識したのでしょうか。
0型は蚊に食われやすいといいますが、医学的根拠はないそうです。
最近は温暖化が原因か、昨年の12月の真冬に押入れで蚊を発見しました。
さて、ポノ関連のお話です。
私は主人と結婚してから(正確には知り合って4ヵ月後には)主人との出会いや結婚を激しく後悔していました。
知り合ってすぐに妊娠してしまったため、いくら後悔しても別れることができませんでした。
シングルマザーの選択肢が、私にはなかったのです。
私が過去に付き合ってきた男性は、知力も財力もあり、何より頼もしい人ばかりでした。
しかし、主人はすべてに真逆で、一緒に暮らすうちに本当に嫌気が差してしまったのです。
人がいいため、いつも損な役回りばかり。そういうところも、私にとっては蔑みの対象になっていました。
毎日主人に腹を立て、そして店を開店してからはなかなか軌道に乗らない上、気力と体力を激しく消耗し、就寝はいつも夜中の3時過ぎ。毎日がストレスで限界でした。
その内、死にたいとまで思うようになってきました。
子供はかわいい。しかし、疲労困憊した体と心にムチ打ってまで、こまめに話しかけたり、食事をつくってあげたりすることができない。(私が店にいる間は私の母に面倒を見てもらっている)
世の中の母親のように、命をかけて守ってあげたい・・・そんなふうには到底思えないのです。
主人への憎しみ、主人と結婚した自分への激しい叱責。
朝、目が覚めるたび、ああ、今日もまた目が覚めてしまった、どうしてまた今日も私は生きているのだろう。そう思っていたのです。
ポノのおかげで、死にたいと思うことはなくなりました。
抱いたことのなかった主人への感謝の気持ちも少しづつ芽生えてもきました。
しかし、主人との出会いの後悔の念は、いまだに沸々と湧き上がってくることが多々あります。
時には、火山が噴火するかのごとく、主人への憎しみで心はいっぱいになります。
ポノをしていて実感することがあります。
とにかく、感情が倍増する場面が多々あるのです。
主人への怒りだけではなく、普段だったら通り過ぎるであろう日常のささいな嫌な出来事にも、殺意を覚えるほどの激しい感情で胸が潰されそうになることもあります。
それから、隠されていたことが発覚したり、事態が悪化することも多々あります。
ポノは、一体どういう仕組みになっているのかは、よくわかりません。
ただ、自分が潰されそうになるくらいの激しい感情にみまわれることはあるようです。そしてそれは、消化されて消えた感情かと思いきや、振り子のようにしばらくしてまた顔を出してきます。
その繰り返しなのですが、徐々に、憎しみの時間が少なくはなってきます。
感情自体はかなり激しいもので苦しいのですが。